2013年もとうとう大晦日を迎えました。3日前からちょっとずつ家の掃除や片付けをしておりまして、大晦日のこの時間にもなりますと迎春準備もほぼ完了というおうちも多いのではないでしょうか。うちもほぼ仕事は終わりましたので、2013年の最後のブログを書いております。
うちはお歳暮とかが届く家ではありませんが、今年に限ってはこの年末に宅配便がたくさん届いております。お歳暮ではありません。例えば先週スキー場から自分で自宅に送ったスキー板とか、例の確定拠出年金関連の簡易書留とか、年末用にネットショッピングで買った食材とか。こういうのは受け取りのハンコが要りますので、もし自宅に不在の時に配達されますと「不在連絡票」みたいなものがポストに入れられてて、「再配達しますんで都合のいい時間を連絡してくださーい」って書いてます。最近は郵便局でもクロネコヤマトでもネットから配達希望時刻を簡単に指定できます。まことに便利な時代になったもんです。
ところが、最近になって気がついたんです。どう考えても家にいてる時間に不在票が入れられてたりしてるんです。最初はまあたまたまお風呂入ってるタイミングとかで配達に来られて、自分が気がつかなかったんかなあなんて思ってました。でもある日、再配達をお願いしたのに、その指定した時間に配達してくれなかったことで気がついたんですわ。22時ごろに西陣郵便局に電話して「今日の20時から21時の間に再配達希望したんですけど、まだ届けていただいてないんですけど・・」って言いますと、郵便局は「ちゃんと20時すぎに配達に行ったんですけど、ご不在でした。」って言います。そんなアホなってポストを確認したら不在票が入ってたんです。ちゃんと配達に来てくれてたのに気がつかなかったんです。原因は玄関の呼び鈴、チャイムにありました。「ピンポーン!」が壊れて鳴らないんです。
宅配の方には大変ご迷惑をおかけしました。迎春準備の1つはこのチャイムを直すこと。電池が切れてるか配線が切れてるとかに違いない。自分で直したろうと思うてたんですが、それが簡単にはいかないんです。SECOMの「セサモ」っていう機械なんですが取り扱い説明書見てもどうにもわからんのです。たまりかねて28日の土曜日にSECOMさんに電話したんです。そしたらさすがSECOMさん。えらいもんですな。すぐに飛んできてくれましたわ。
「うちのセサモなんですが、カメラの映像とか中と外との通話は正常なんですが、ピンポーンのチャイムだけが鳴らないんです。」
こう説明しますと、SECOMの人は機械の中を開けていろいろ見はりましたわ。意外とシンプルな機械なんですね。
「電池が切れてるとかじゃないんですか?」
こう聞きますと、
「電池はもともと入ってません。配線は2本だけで、どちらも切れてる様子はありませんので、これはチャイムの部分の部品の故障やと思います。チャイムの部品を交換するしかないと思います。」
こない言わはります。
なるほど。チャイムの部品を交換するしかないんやったらそうしてもらうしかありません。「じゃあ修理よろしゅうお願いします」って言うと、一旦帰ってこの在庫があるかどうか確認して改めてご連絡しますって言わはりますんで、じゃあ電話やのうてメールでご連絡お願いしますって言うてメールアドレスを教えました。どうやら部品を取り寄せてから部品交換となると、年内にチャイムが使えるようになるのは難しいようです。仕方ないので宅配の人のためにこんな張り紙をしておきました。
ちなみにですけど、28~30日の2日半ほどの間この状態にしておきましたが、来客の中で大声で呼び出してくれはった人は1人もいませんでした。ドアを軽くトントントンと叩いた人が一人だけ。たまたまTVをつけてなかったんで気がつきましたけど、普通は気がつかないトントントンです。不在票は2つ入ってました。あきらめはったんやろね。すいません。みなさん、大声ってなかなか出せないもんなんですかね。
さて12月30日のお昼にメールを確認しますとセコムさんからメールが入ってました。どうやら午前中にうちの家まで来てくれはったみたいです。ポストにはこんなものが入ってました。
あれっ?おかしいーなあ。29日の夜は忘年会で盛り上がって飲みすぎたこともあって、30日の午前中はずっと自宅にいてぐったりしてたんですけどねえ。まさかセコムさん「ピンポン」が壊れてるってこと知らんはずないわなあ。「お会いできなくて残念です。」って、大声で呼び出してくれはったらお会いできたのに。
で、メールのなかみを見てびっくり。メールに著作権があるそうで、そのままコピペしにくいので中身を要約しますと、今のセサモのインターホンは本体も部品ももう製造中止になってて修理できない、現在セコムで取り扱ってるインターホンは2タイプあって、録画機能がついてないものが46000円、録画機能がついたものが147000円、しかも工事費がそれぞれ45000円と66000円かかるって。工事費合わせると録画機能ないもので91000円、あるもので213000円になるそうな。むちゃを言いよります。これが言いにくいから直接会わずにポストにパンフだけ入れて帰りよったんと違うやろかって思うてしまいます。
早速メールに返信してやりました。この返信メールの著作権は私にありますから、本文の部分だけコピペ。
「インターホンが鳴って外部と会話ができるだけの機能があれば十分なのですが、もう少しお手ごろなお値段のインターホンがありませんでしょうか?ホームセンターなどで売っているレベルのものでいいのです。いくらなんでも10万円は高すぎます。音が鳴らないだけですので、できれば修理で対応したいのです、街の電気屋さんにお願いしても修理が不可能なものでしょうか?ちょっと考えさせてください。」
そうしますと、こういう返事がきました。メールの要点は、セコムではこの2つしか対応できないこと、価格については既に会員様向けの特別価格になっていること、それでもどうしても高いっちゅうならもうちょっと頑張るけど、録画機能なしのもので工事費込みで70000円が限界やっちゅうこと。申し訳ないけどこれで手ぇ打ってもらえまへんやろかって書いてました。
玄関のチャイムをピンポン鳴らすだけで70000円は高いわなあ。他のメーカーのに買い替えたろうと思うてネットでポンポンポーンと検索しますと、各社から20000円程度で立派なドアホンが売られてますわ。最高級機種でも50000円くらいであります。しかも配線不要なワイヤレス。ネットで注文してもよかったんですが、できれば年内に修理完了したいんで直接電気屋さんに出向いて商品を見ることに。
電気屋さんにはいろんな商品が並んでましたわ。ぶっそうな世の中っちゅうのもあってか、防犯グッズのコーナーにはいろんな面白い商品が置いてあります。興味ある商品がいっぱいありましてどれにするか迷いましたが、ちゃんと冷静な自分もいました。よう考えたらそんな高機能のインターホンはいらんのです。今の「セサモ」はカメラ機能も音声通話も録画もできるんです。ピンポンが鳴らないだけなんですから、ピンポンって鳴るやつだけを買えばいいんです。ということに気がつきましてこれを3980円で買いました。
外でボタンを押せば中で音が鳴る。それだけのものです。帰って早速設置します。設定はいたって簡単。送信機と受信機があって、それぞれに電池を入れます。受信機は部屋の中に置くものですので、こうやって今まで使ってる「セサモ」の上に置いておきます。
送信機の方の設置がちょっと大変でしたわ。ポールについてる郵便受けを一旦はずしてそこに針金をくくりつけて送信機を固定する部分を作りました。雨にあまりかからないようにしたつもりです。セサモのピンポンボタンを隠すように「インターホンをご利用の方は下の緑のボタンを押してください」の紙を厚紙に貼ってビニールの袋に入れてセロテープで止めました。なかなかきれいにできましたでしょ。
受信機の設定で、着信音が8種類から選べるんです。ノーマルな「ピンポーン」って音以外にアニーローリーとか大きな古時計のメロディーだったり、サイレンの音なんかにもできます。どれにしようかなあと思いましたが、一番味がある「犬」に設定しました。来客があってボタンが押されますと「ワンワンワン・・」と犬が吠えよるんです。それと同時に受信機の上の赤いランプが点滅します。
こうやって設置すると、なかなか来客がないもんですなあ。いっぺん犬が吠える声で気がつくかどうか試してみたいんです。そしてお昼すぎ。ようやくクロネコさんが来ましたわ。
「ワンワンワン・・・・」
この犬の声でっていうよりは、点滅するランプで気がついたって感じ。念のためセサモの受話器をとりまして「はいー」って言いますと、「ヤマト運輸ですー」って声とともに、「セサモ」の画面にクロネコの配達員の方が映りましたわ。
クロネコさんが届けてくれたものは、かねて大晦日用に注文しておいた鹿児島黒豚のロースとバラ肉。今から実家に持って行って紅白を見ながらしゃぶしゃぶで一杯飲みます。
今年も毎度どうでもええ話にお付き合いくださいました方々、どうもありがとうございました。みなさん、どうか良いお年をお迎えくださいませ。2014年がさらに素晴らしい年になりますように。